Posted on : November.25.2022
コナー・オレアリーが来日したときに行われたHurleyライダーたちによるトークセッションレポートも今回が最終回。今後の展開や将来の目標などを聞いてみました。
登場ライダー:コナー・オレアリー、大原洋人、関本海渡、岩見天獅、渡辺壱孔、丸山千朝。
直近のゴール
―来年に向けた目標を教えてください。
(テンシ)WJC(ワールドジュニアチャンピオンシップ)に出られることになったので、そこでファイナルに残ることが目標。そうしたらCS(チャレンジャーシリーズ)を回れるので。CTの前にCSを回れるようにならないとどうにもならないじゃないですか。来年は18歳になる年なので、そろそろマジでヤバい。
(ヒロト)そろそろマジでヤバいって(笑)。じゃあ26歳になる俺はどうなっちゃうの(笑)。
(コナー)まだまだ大丈夫。俺が最初CTに入ったのだって23歳だよ。俺の来年の目標はトップ5に入ること。あと、CTのイベントで勝ちたい。
(ヒロト)まだ優勝したことなかったっけ?
(コナー)ない。2位が一回だけあるけど。今年のGランドの試合は3位だった。だから優勝するっていうのは来年の一番の目標だね。
―Gランドの波は得意そうですけど。
(コナー)今年は難しかったね。小さかったから、波のブレイクが速くて。
(ヒロト)超速いよね。小さいと絶対に抜けられなくない?
(コナー)絶対に無理。ターンもできないし。来年は優勝するならタヒチがいい。それかパイプ。
―タヒチやパイプで試合があるときは、けっこう前に現地入りするんですか?
(コナー)だいたい2週間前かな。直前に現地に入って、いきなり試合だと怖いよ。
―いろいろなところへ試合に行くとなると、ボードチョイスは難しいんじゃないですか?
(コナー)ハワイのときが一番難しいね。
(ヒロト)俺の来年の最終的なゴールは、やっぱりCTに入ること。あと、そろそろCSで優勝もしたい。来年もCSはたぶん8戦あるから、その中で1回でも優勝できたらって思っています。
(チアサ)私はノースアメリカリージョンの枠でCSに入れるようにしたい。あと、JPSAでグラチャンを獲りたいです。
―JPSAで日本に来ることも多くなりそうですか?
(チアサ)JPSAの試合があるときは2ヶ月くらいずっと日本にいて、それ以外はハンティントンにいながら、QSがあればQSの試合に出るっていう感じです。でも、大学も行ってるので両立が大変なんですけど、サーフィンのコンペティションは好きなので、頑張っていきたいなって思っています。
(カイト)自分の場合は、今までのサーフィンキャリアの中で経験していない波をやってみたいなって思っています。日本の台風スウェルだったら、まだやったことのない新しい場所で大きい波やいい波をスコアしたい。
―海外にも少し行きやすくなってきました。
(カイト)そうですね。プエルト(・エスコンディード)はやってみたいな。
(一同)おぉー!
(ヒロト)カイトくんに合ってそう!一番奥から9’くらいのボードで漕いでいきそう!俺はまったくやってみたいなんて思わないけど。これっぽっちも(笑)。
(コナー)プエルトは行ったことないなぁ。でも、俺もまったく気にならない(笑)。あそこはいいや(笑)。
(ヒロト)4〜6ft、たまに8ftの波しか来ないっていうんだったらやってみたいかな(笑)。
(コナー)俺の友達がプエルトに行ったけど、一番怖い波だったって言ってたもん。
(カイト)ビッグボードが必要だしね。
(コナー)ボードもそうだし、カレントも強いらしいし。ボトムは砂だけど、硬いみたいだし。
(テンシ)コンクリートみたいに硬いって言いますよね。
(イッコウ)俺はISAの世界戦で優勝したいです。それと、プロジュニアをメインに回って、WJCに選ばれるように頑張りたいと思っています。
―一歳上にテンシがいてWJCに出場するわけですが、目標にしている部分はあるんですか?
(イッコウ)早く追いつきたい。ちょっと意識しています(笑)。
未来の自分について
―最後の質問。10年後の自分はどうなっていると思いますか?
(テンシ)10年後は27歳か…。
(ヒロト)俺は36歳だ。
(コナー)俺、38歳。
(テンシ)その頃までには、オリンピックで金メダルを獲って、ワールドタイトルも2、3回くらい獲って…。
(一同)(爆笑)
(テンシ)アメリカのメインランドとハワイに家を持ってて…。
(コナー)すごいね(笑)
(ヒロト)超想像しちゃってるじゃん(笑)。
(テンシ)東京と千葉にも家があって…。
(ヒロト)あ、東京にも家が欲しいんだ(笑)。
(テンシ)ギリギリ子供がいるかいないか、そんな時期だと思います。あと、マクラーレンくらい乗り回していたいです(笑)。
(コナー)俺はどうなってるかなぁ。ツアーを回らなくなって、体重が110kgくらいになって、ビール毎日飲んで、7’4”のミッドレングスに毎日乗って…。そんなシンプルな生活かな(笑)。
―旅をしたいとは思わないですか?
(コナー)今は思わないかな。
(ヒロト)俺は36歳かぁ。試合に出るのをやめたか、やめてないかっていうタイミングかな。35歳前後で引退かなって思ってるから。どこまで思い続けているかわからないけど、試合は大好きだし。もしCTに入れたなら、自分の理想としてはCTから落ちたタイミングで辞めるか、35歳くらいで引退するか。それであとはサーフィンをして、仕事をして…。サーフィン関連でもなにかできることがあればやりたい。特に小さい子供たちに教えたいなって思いますね。
(コナー)コーチングいいよね。
(ヒロト)自分が小さいときはけっこう大変な思いをしたからね。例えばオーストラリアだったらコナーみたいにCT選手がたくさんいて、なんとなくこうやって頑張っていけばいずれCT、今ならオリンピックっていう道が見えてくるけど、日本の場合はそこが見えづらい。ひたすら自分でサーフィンを頑張って、あとはどうなるかわからない、みたいな感じじゃないですか。だから、こういう風にやったらもうちょっと自分の目標に近づけますよ、みたいなことを自分が36歳のときの12歳から15歳くらいの年齢の子供たちに教えてあげたい。
(コナー)それくらいの年齢が一番大切な時期だからね。QSを最初に回るときなんか、すごく難しいし。自分もそういうことは絶対にしたいって思ってる。コーチングは興味あるよ。コンペを辞めたらね。
―ちなみにツアーはどれくらいまで続けたいって思っていますか?
(コナー)ヒロトと同じかな。35歳くらい。
(チアサ)10年後なら31歳かぁ…。できればコンペティションは続けていたいです。でも、フィジカルセラピストになりたいっていう夢もあるので、その二つを両立できているのが理想。それで、女子のサーフィン界を良くするような仕事ができていれば嬉しい。サーフィンはまだマイナースポーツなので、他のスポーツと比べてまだ改善できるところがいっぱいあると思うんですよ。特に女子サーフィンは超マイナーだから。もうちょっと良い環境にしてあげられる仕事ができればいいなと思っています。
(カイト)10年後の自分は45歳だから…。
(ヒロト)まだチェイシングウェーブしたい?
(カイト)そうだね。自分も周りもハッピーで、大きなことを求めず、シンプルに、健康で、自分がやったことない波に乗ったり、そういうことをやり続けられたらいいなって思います。
(イッコウ)俺は26歳になってるわけだから…。
(ヒロト)今の俺の年齢だ
(イッコウ)プライベートジェットをブンブン乗り回して…。
(一同)(爆笑)
(イッコウ)それまでにグランドチャンピオンを一回獲って、すぐにサーフィンは写真を残すフリーサーファーの方に進んでいきたいです。
(カイト)プライベートジェット、乗せてもらおう(笑)。
(イッコウ)移動はぜんぶプライベートジェットで(笑)。
(コナー)ははは。それで志田にバーンってやってくるとか最高!
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