#98 ヘッドのカタチよりも重要だった!? パターのネックの種類と性能を理解して自分に最適な形状を見つけよう

Posted on : July.03.2026

パターの性能はヘッド形状やヘッドサイズによって変わってきますが、ネック形状も性能を左右する重要な要素です。今回は代表的な4つのネックのタイプを紹介します。それぞれの特性を理解して自分に合うネックのパターをチョイスしましょう。


ネック形状がパターの性能に与える影響とは?

ネック形状は、主に「オフセット」の度合いと「トゥハング角」という2つの要素に大きな影響を及ぼします。「オフセット」とは、フェース面がシャフト中心線よりも後方にくる設計のこと。この度合いが大きいほど、インパクトでフェースに当たるタイミングが遅くなり、フェースが返りやすくなります。つまり、ボールがつかまりやすくなるわけです。カップの右に外しやすいプレーヤーはオフセット量が大きいタイプ、逆に左サイドに外しやすいプレーヤーはオフセット量が少ないタイプがマッチする傾向があります。

ヘッド軌道に大きく影響する「トゥハング角」

「トゥハング角」はパターを一点で支えた時のフェースの傾き角のことです。トゥ側が大きく下がるヘッドはトゥハングが大きく、トゥバランス寄りタイプ。一方、トゥ側がほとんど下がらずフェースが上を向くヘッドはフェースバランスタイプです。ネックの形状の違いによってパターの重心ポジションが変わり、これによってトゥハング角も変化してくるわけです。
トゥハング角が大きいタイプはストローク中にヘッドをターンしやすいため、イントゥイン軌道でアークを描いてヘッドを動かしたいプレーヤーに向いています。また、トゥハング角が小さいタイプはストローク中のヘッドの動きが安定するため、真っすぐ引いて真っすぐ出すタイプ。つまり、ストレート軌道で振りたいプレーヤーにマッチする傾向にあります

王道の「クランクネック」はどんなプレーヤー向け?

では、具体的にどんなネック形状があるのでしょうか。代表的な4つの形状とそれぞれの特性を見ていきましょう。もっとも目にする機会が多いのが、クランクネックではないでしょうか。ヒール側から垂直に立ち上がったネックがフェース側に向かって直角に曲がり、さらに垂直に立ち上がったカギ型をしており、オフセット度合いが強いタイプです。また、ネック自体に長さと重量があるため、トゥハング角が大きくなるのも特徴です。
オフセット量が大きくボールのつかまりがよいこと、トゥハング角が大きくヘッドをローテーションしやすいことから右に打ち出しやすい人、イントゥイン軌道で振りたい人に扱いやすい形状といえるでしょう。その他、ネックが直線的なカギ型をしているため、ネックの向きとフェースやスタンスの向きを合わせやすく、スムーズにアドレスできるのもクランクネックの特徴といえます。

今どきパターにマッチする「ショートスラントネック」

ショートスラントネック(スモールスラントネック)は、ヒール側から斜めに傾いたネックがヘッドに接続された形状です。ネックが長い「(ロング)スラントネック」もありますが、最近は大型ヘッドとの相性の良さからショートスラントタイプを採用するモデルが目立ちます。
前述したクランクネックほどではないものの、ややオフセットがあってトゥハング角もやや大きめなのが特徴。フェースを適度にローテーションしやすく、右へのミスを防ぎつつ左方向への引っ掛けも抑制できる構造といえます。
また、ショートスラントネックはネック自体の存在感が小さく、オフセット感も少ないことからクランクネックより構えやすさを感じる人も多いようです。

オートマチックに振りやすい「ダブルベント」

ベントネックはネックがないタイプが多く、シャフトのヘッド側が滑らかに曲がった状態でヘッドに直接挿さっています。曲がった場所が一か所のものを「シングルベント」と呼びますが、一般的なのは曲がった部分が二か所ある「ダブルベント」です。
トゥハング角が小さめでフェースバランスになりやすいため、直線的にヘッドを動かしてオートマチックにストロークしやすいネックタイプといえるでしょう。ショートスラントネックと同じく、ネック周りがスッキリと見えるので構えやすいのも特徴のひとつです。

「センターネック」は感覚派にオススメ

ヘッドに直接シャフトが挿してあるのは、「センターネック」も同様です。ただ、こちらはシャフトが曲がっておらず、ヘッドのセンター部分にシャフトが真っすぐ斜めに挿さっています。オフセットがなく、フェースバランスになるモデルが多いのが特徴。左へのミスを減らしたい人やオートマチックにストロークしたい人にオススメのネックといえます。また、シャフトの延長線上にフェースの芯がくるモデルが多いため、自分のフィーリングを重視してストロークしたい人にもマッチします。ただし、センターネックは芯を外すとフェースがブレやすくなる点には注意が必要です。


パターのネック選びは、自分のストロークタイプやミスの傾向と照らし合わせることが重要です。自分に合うネック形状を見つけてストロークを安定させましょう。

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