サーフィンはとても楽しいスポーツです。日本国内だけでもサーフィン人口は200万人とも250万人とも言われており、世界規模では3,500万人以上にのぼります。それでは、そんな多くの人々を魅力するサーフィンの魅力とは一体何でしょうか。改めて考えてみました。
自然とのハーモニー
自然が作り出す波という現象にサーフボードを使って乗るサーフィンは、実に多くの人を魅了しています。その最大の魅力の一つと言われるのが、やはり自然とダイレクトに触れ合えるということではないでしょうか。最近は人工のウェーブプールでのサーフィンもポピュラーになりつつありますが、サーフィンの本質は海で発生する波に乗るということです。波は通常、沖で風が吹き、小さなさざ波が起きて、それらが長い距離を旅するうちに重なり合って出来上がります。そのため、一本一本形が違います。「二度と同じ波はやってこない」とはサーファーの間では有名な言葉ですが、まさにその通りで、だからこそ毎回がチャレンジであり、面白みがあると言えます。
また、自然の中で行うスポーツ・アクティビティということは、他の面でもサーフィンに魅力を与えています。それはメンタル面で健康的でいられるということです。海に行って波に乗ると最高にリフレッシュでき、日常のさまざまなことを忘れられる開放感があります。自然相手なので毎回良いコンディションに当たるわけではありませんが、それでも波に乗る行為そのものは他の何物にも代え難い楽しみです。それだけで心が満たされるのを感じられるでしょう。
縛りのないフリーダム
サーフィンが一人で行うスポーツ・アクティビティであるということも、サーフィンの魅力の一つと言えます。自分の気が向いたとき、コンディションが整ったときに、誰に気兼ねすることなく海へ向かい、波に乗る。チームスポーツのように大人数を集める必要はありません。そして、一人で大海原と対話するのです。行く・行かないの選択を自分だけでコントロールできる部分はサーフィンの自由な本質そのものですし、それでいて海に入ると自分で波をコントロールすることは不可能です。自分を波に合わせることしかできない——そのギャップが魅力でもあります。
また、一人で行うということに関連して、サーフィンがライフタイム・スポーツであるということは、サーフィンの人口増加に大きく貢献している部分です。サーフボードのサイズを変化させながら、年齢を重ねてもサーフィンし続けられます。チームスポーツのように人数が揃わずに自然と辞めていってしまうということがあまりありません。自分がやりたいと思えば、体力が続く限りいくらでも続けることができます。事実、70代になっても現役でサーフィンしている人はいますし、サーファーの最高齢はなんと80代! それだけサーフィンには魅力が詰まっているということでもありますし、ずっと続けたいと思っている人が多いということでしょう。
波に乗ってこそ分かる感覚
そしてサーフィン最大の魅力といえば、”自由”であることが挙げられます。サーフィンにもルールとマナーは当然ありますが、それらの決まり事はあくまで海の中でみんなが楽しむための秩序です。基本的にサーフィンに正解・不正解はなく、どうやって波に乗ろうが自由なのです。たとえ周りから変なライディングに見えたとしても、自分が納得のいくライディングをすることができたら、それでオッケー。こうなったらファウルだとか、型が間違っているなんてことはありません。もちろんどんなサーフボードに乗ろうが、それも自由です。ただし、自分の力量だけは自分で見極めなければなりませんが。
このようにサーフィンの楽しさを一つ一つ細かなことまで挙げていくと、枚挙に暇がありません。逆に言えば、サーフィンの魅力を真の意味で知るためには、実際に海に行って波に乗る以外にありません。夏は終わり、秋へと向かっていきますが、波はまだまだ続くので、ここから今一度海に行き、波に乗ってサーフィンの楽しさを体と心の両方で味わってみてはいかがでしょうか。